大阪2チームの新監督が明暗を分ける

今季からガンバ大阪を率いていたセホーン監督とロペスヘッドコーチが、昨日、成績不振により解任となり、新監督に松波コーチが昇格することになった。
先週、J2では横浜FCでも監督人事があり、同じく成績不振で岸野監督から山口監督に交代。
今季のJリーグは、序盤から監督交代が話題をさらっているようだ。

「セホーン&ロペス」コンビの新しいガンバのサッカーについては、現場に足を運ぶことができないまま解任となったので、ある意味で残念に感じる。
特にロペスについてはフットボールライフ・ゼロvol.2で登場してもらい、独自の指導論理を持っていた様子だったので、それを実際に自分の目で確かめたかったというのが本音だ。

ただ、近年は常に勝利を求められるチームになっているガンバだけに、ACLも含めてこれまで未勝利という大不振は放置できなかったのだろう。
報道によれば、選手の話し合いの下で決まったとのこと。長期政権後に体制を変えることの難しさを改めて感じるわけである。

そもそもの話になるが、この件は最初から首をかしげることが多かった。

当初、西野体制に見切りをつけて、ガンバが最初に招聘しようとした監督はロペスだった。
ところが、ロペスはサンパウロ州リーグで指揮を執った(パウリウタFC)経験はあるが、ブラジル全国選手権(全国リーグ)での監督経験がないので、日本ではJリーグのトップチーム監督を務めることができない、という判断が下され事態は急変。
急きょセホーンを監督とし、ロペスをヘッドコーチにすることで対応せざるを得なかった、というわけである。

個人的には、この監督人事についてはNGを出したJリーグの判断に疑問を持った。
そもそもブラジルでは、全国選手権が安定的に開催されるようになったのは近年のことであり、それまでは国土の広さや交通・通信などの問題もあって、大会レギュレーションは毎年のように変更されていた。
また、開催できずに別の大会でお茶を濁すということもあった。その話もつい最近、90年代のことだ。

そんなこともあって、ブラジルサッカー界では歴史的にもサンパウロ州リーグと、リオ州リーグが2大リーグとなり、長くトップリーグとして位置付けられてきた経緯がある。
ブラジル全国選手権が安定的に開催されるようになった現在でも、その認識はそれほど変わっていない。
なにせ、サンパウロ州リーグだけでも4部リーグもあり、ブラジル内での認識における認識でも、日本の地域リーグや県リーグとは意味合いが大きく異なるのである。

それを考えると、ロペスにNGを出したJリーグのブラジルサッカーについての認識の低さは否定できない。
もちろんロペスが監督になっていたとしても同じような結果になったかもしれないが、しかし少なくともセホーン監督との共同体制とは違った流れになっていた可能性は高い。

すべてはフロントのミスと言ってしまえば話は早いのかもしれないが、それで片付けてしまっては、あまりにも話を単純化し過ぎているのではないか。
そして、この話をそれで終わらせてしまったら、今後若くて有望なブラジル人監督をJクラブに招聘するとき、また同じような過ちを繰り返してしまう。

ガンバのフロントの問題と、Jリーグの監督規定の問題は、それぞれ分けて考えたい話である。

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そんなライバルチームの不振をよそに、お隣セレッソ大阪のセルジオ・ソアレス新監督はまずまずのスタートを切っている。

前節のフロンターレ対セレッソ戦。内容的には0-0が妥当だとは感じたが、結果は、ご存知の通りセレッソが0-1で勝利。ここまで2勝1分と、無傷で4位に位置している。

しかしながら、試合後に監督も話していたように、まだセレッソはチームのかたちが出来ていない。発展途上段階なのだ。
それもそのはず、セレッソもクルピ体制からの体制変更を強いられ、ガンバとまではいかないが、それでも新監督の下でチーム改革を断行中なのだ。

また、新外国人のブランキーニョとケンペスの2人はまだチームにフィットしておらず、システム的にもクルピ時代を踏襲して4-2-3-1を敷いている。
しかし、昨季までのようなアグレッシブな攻撃力も影を潜めているというのが実情だ。

セレッソは五輪組が多く、夏には清武のドイツ行きも濃厚とされており、新外国人の調子がカギを握っていることは間違いない。
それだけに、セルジオ・ソアレス監督がこの2人をどのようにフィットさせていくのか、その手腕が注目される。

ただ、試合中、常にタッチライン際に立って選手に細かい指示を送り続ける姿を見ると、これまでのブラジル人監督とは違った特徴を持った指導者のようにも感じる。
それがチームにフィットするかどうかはまだ分からないが、何か期待をさせてくれる監督のようにも見える。

今後、セレッソがどのように変化していくのか。
松波新監督になったガンバとともに、注目していきたいと思う。



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