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zoom RSS 日本サッカー協会の視線は、2010年ワールドカップに向いていない

<<   作成日時 : 2009/12/25 14:09   >>

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早いもので、岡田監督が急きょ代表監督に就任してからもう2年が経過した。
その間、岡田ジャパンは36試合を戦って、負けたのはわずか5試合。
数字だけを見れば、そこに不満をいうべき点は見当たりそうもない。

しかしながら、「世論は厳しい」というのが現実だ。
厳しいどころか、岡田ジャパンに期待するファンが極端に少ないというのが現実だと言うべきか……。
批判ではなく、無関心。サッカー界にとっては、深刻な状況だ。

来たる2010年は、ワールドカップイヤーだ。
ところが、本大会の組み合わせ抽選が決まっても、世の中はそれほどワールドカップ熱を帯びた様子はない。
初めて日本がワールドカップ本大会を経験したのは98年大会。今回は連続4大会目の経験ゆえ、ファンがそれに慣れてしまったことは確かに否めない。

そしてつい先日、それに輪をかけるような出来事があった。
日本サッカー協会が2010年度の日本代表スケジュールを発表したのだが、親善試合のいくつかの対戦チームは空欄のまま。
日本サッカー協会は、発表記者会見を急きょキャンセルするという失態を演じたのである。

理由は色々あるだろう。
AFC(アジアサッカー連盟)が、日本サッカー協会がリクエストした日程変更を受け入れなかったこと、国際Aマッチデーではない日に親善試合を組まざるをえないこと、不景気により国内代表戦のイベントフィーが下降線を辿っていること……。

しかし、だから仕方がないことだとは言い難い。
ここ十数年間で、日本サッカー協会は数え切れないほどのマッチメイクを経験しているからだ。
日本代表の戦いぶり同様、日本サッカー協会のマッチメイク経験値も、本来ならば上がっていなければいけないはずだ。
国内情勢なども念頭においた中で、それなりの結果を残さなければいけない立場にある。

結局、2月の親善試合の相手がベネズエラになったことを後で発表してはいるが、今回の騒動は、ある意味、協会の力が色々な面で下降線を辿っていることを表している。

10月のスコットランド戦とトーゴ戦でも多くの批判を浴びたマッチメイク。
にもかかわらず、日本サッカー協会の実行力はさらに低下したことは否定できない。
岡田ジャパンを統括する日本サッカー協会がこの体たらくなのだから、岡田ジャパン自体にファンが期待出来ないのも無理はない。

結果がすべての社会を仕切っているはずの本体なのに、しかし結果に対して責任を取る姿勢は、故長沼元会長以来まったく伺えない。
ファンに希望を与えるのがプロスポーツの原点だとすれば、その舞台作りさえままならない現在の日本サッカー協会は、失格の烙印を押されてもおかしくはないはずだ。

しかしながら、近年の日本サッカー協会には、その危機感がまったく伺えないのが悲しい現実なのである。
それは、官僚社会とそっくりだ。

にもかかわらず、岡田ジャパンは相変わらず南アフリカでの「ベスト4」を大々的に公言している。
そもそも、仮に日本サッカー界が「ベスト4」を本腰で目指すならば、日本サッカー協会がまずその姿勢を示す必要があるはずなのだが……。

そんな状況を見て、またサッカーファンは冷めていくはずだ。
「ベスト4」自体にリアリティを持てない上、それをバックアップするはずの日本サッカー協会にその責任感が伺えないのだから。
一体、協会はこの状況をどれだけ深刻に受け止めているのだろうか?
残念ながら、犬飼会長の弁明はまったく聞こえてこない。

到底不可能なワールドカップ招致活動に、協会がどれだけの利権を見出すのかは知る由もないが、彼らの視線は、もはや目の前の2010年ではなく、幻想に近い未来のワールドカップ招致に向いているのだろうか?

世の中が、事業仕分けに象徴されるように、東京オリンピック招致活動の無駄使いについても厳しい視線を送る中、日本サッカー協会が今からやろうとしていることは時代錯誤もいいところ。
その前に、協会がやるべきことは山ほどあるはずだ。

2010年は、日本サッカー界にとって、極めて重要な分岐点となる年になることは間違いない。
現状だけで言えば、時計の針を戻して衰退に向かう公算は高い。
もう一度原点に立ち返り、サッカーは御茶ノ水の一部の人間のためだけにあるのではないことを、再認識していただきたい。


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